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2020年8月14日のインスタより。
◆こころとからだコラム◆
「休みたいけど休めない」ハナシ
今年は例年よりゆっくり過ごすお盆のためか、身体と共に心に目を向けられている方が多い気がします。
最近お客さまからよく伺うのは
「休みたいけど休めない」話。
育児や家事・仕事に追われて自分の時間がなかなか取れない方や、やりたいことが多すぎる!という情熱的な方もいますが
疲れているのに休めない、休む時間が作れない方の中には
*休むとダメになる(劣化する)
*休むのは悪いこと(休む=怠け)
*休む=価値がない・ムダ
という思い込みからくる
「休むと責められる感覚・恐れ」が
原因の方がいらっしゃいます。
頑張り屋さんに多いのですが
成長すること・結果の出ること・生産性の
あることには「意味がある」けど
休む、という「何も生み出さない時間」は価値がなく、時間のムダと考えてしまいます。
とても合理的で目的を達成するのも早く、向上心に溢れた考え方なのですが
「いつ休むんですか?」と伺うと「夜寝る時」と仰います。
「でも足りてないんですよね?だから休みたいんですよね?」と伺うと言葉に詰まります。
これは「休む時間が取れない」のではなく「休んでいる間に(上記のような)責められる感覚を感じたくない」ため「休む」ことから逃げてしまっている状態です。
心は休みたいと感じているのに
頭は休んではいけないと命令する
という「ズレ」があるんです。
休んで何もしないでいると自分の感情を感じ易くなります。
子どもの頃は頑張ると親に褒められましたし「怠けちゃダメよ」や「ズル休み」という言葉で「休む」ことにネガティブなイメージを植え付けられているので
休んでいると悪いことをしているような罪悪感や期待に応えていないような、責められるような感覚になりザワザワと落ちつかなくなるので
無意識につい忙しくしたり、人に会うといった用事を作り
「責められる感覚を避ける行動」を選んでいくので、どんどん忙しくなってしまいます。
この他にも本人も気づいていない「寂しさ」から逃げるために忙しくしている方もいらっしゃいます。
さて、みなさんはきちんと休むことができるでしょうか?
一度、ご自身が休むことにどんなイメージをお持ちか確認してみてはいかがでしょうか?
お読み頂きありがとうございました。